◆JERA セ・リーグ 巨人1―0DeNA(29日・東京ドーム)

 巨人の赤星優志投手が自己最多の6勝目(5敗)を挙げた。

 初回こそ先頭の佐野に四球を与えたが、徐々に修正して6回2/3をわずか3安打に封じて試合を作った。

序盤は球が引っかかることもあったが「全体的にちょっとゾーン内に集められましたし厳しく行ったところもあったんですけど全体的には勝負するってことを忘れずに行けたのでよかったと思います」と振り返った。

 8回にはこの日、26歳の誕生日を迎えた同期の大勢投手が登板。無失点リレーで3試合連続の完封勝利をつかみ取った。お立ち台では「大勢が誕生日だったので『頼むな』と言われたので頑張りました」とエピソードを明かしたが「本当は言われてないんですけどそんな感じのこと言ってたので笑」と告白。練習前に投手陣で集合した際に誕生日の選手が呼ばれるのが恒例だというが「今日言われてなくて可哀想だなって思って、はい、言いました!」と説明した。

 先発ローテに定着し、5勝を超えたことについては「素直に、うれしい気持ちもあります」と率直な思いを語り「勝ち星は先発ピッチャー、自分で操作できるものではないって言われていて、自分でコントロールできることに集中してっていろんな方から言われて、先発として勝ち星よりも試合を作ることを意識して投げてます」と考えを語った。

 昨年は1勝7敗と大きく負け越し、悔しさも経験した。「去年は去年でって感じですね」と割り切りながらも「今年は先発でずっと回らせてもらってるのでなんとか試合を作ってって意識でできているのでそこがいいのかな」と勝利の秘けつを明かした。

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