2021年東京五輪柔道男子100キロ級覇者で新日本プロレスと契約したウルフ・アロンが29日、愛知・ドルフィンズアリーナ開催された棚橋弘至プロデュース大会「TANAHASHI JAM~至(いたる)」で入団後初めてリング上であいさつを行った。

 ウルフは「新日本プロレス、プロレスファンの皆さん、はじめまして。

ウルフアロンです。先日新日本プロレスに入団させていただきました」と自己紹介。続けて「入団会見直後に、このセルリアンブルーのマットレスの…。マットの上で、すいません。マットの上に立てることに感謝しています」と語ったが、マットとマットレスを言い間違えるミスに冷や汗。観客から笑いが起きつつ、励ましの拍手に促されて言葉をつないだ。

 「新日本プロレスのプロレスラーになることは柔道のオリンピックで優勝するという一つの夢をかなえた後の、もう一つの僕の夢です。この半年間、しっかりと入念に準備を行い、次このマットの上に立つ時には一人前のプロレスラーになって戻ってこれるよう準備していきますので、応援のほどよろしくお願いいたします」

 日本の五輪金メダリストとしては史上初のプロレス転向。来年1月4日の東京ドーム開催「1・4」がデビュー戦となることも決まった。新たな挑戦への覚悟をファンの前で語り、場内から「ウルフ・コール」を浴びていた。

編集部おすすめ