◆パ・リーグ 西武1―2日本ハム(29日・ベルーナドーム)

 7回の壁をようやく破った。ここまでの11試合で7回が最長だった西武・渡辺勇太朗投手が、8回のマウンドに歩を進めた。

「序盤はあまり感覚がよくなくて真っ直ぐもイマイチな感じで、ストライクを取れる球種で粘った感じでした」。1点リードの3回、水谷に適時二塁打を許して追いつかれると、捕逸で決勝点を献上。「切り替えて最少失点という気持ちでいけた」。4回以降も折れることなく104球を投げて5安打2失点(自責点1)にまとめた。

 勝ちはつかなかったが、8試合連続のクオリティースタート(QS、先発で6回以上自責点3以下)は継続。試合はきっちりと作った。夏場に向けて「守備時間が長いと打者も攻撃しづらいと思うので、きょうのような感じで3者凡退を重ねていきたい」。まずは自分の投球から攻撃のリズムを作っていくつもりだ。

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