後藤洋央紀、２８分１４秒の激闘でザック・セイバーＪｒ．に敗れる「ＩＷＧＰ世界王座」陥落…ザックは奪還…６・２９愛知県体育館
ザック・セイバーJr.（右）にラリアットを食らわす後藤洋央紀（カメラ・谷口　健二） 画像（1枚）

◆新日本プロレス「ＴＡＮＡＨＡＳＨＩ　ＪＡＭ～至（いたる）」（２９日、愛知県体育館）

　新日本プロレスは２９日、愛知県体育館（ドルフィンズアリーナ）で来年１・４東京ドームで引退する棚橋弘至がプロデュースする「ＴＡＮＡＨＡＳＨＩ　ＪＡＭ～至（いたる）」を開催した。

　今大会は、数々の名勝負を刻んできた愛知県体育館での最後のプロレス大会。

ダブルメインイベント１でＩＷＧＰ世界ヘビー級王者の後藤洋央紀がザック・セイバーＪｒ．と８度目の防衛戦を行った。

　後藤は２・１１大阪大会でザックを破り王座を奪取。５・９米オンタリオ大会で再戦が組まれたがダブルフォールの引き分けで後藤が防衛に成功した。

　再戦は序盤から激しい攻防を展開。ザックが腕関節で追い込めば後藤もバックドロップで応戦した。挑戦者の強烈な関節技に苦しんだ王者は右腕を負傷。ラリアットを左腕で打つ執念で逆襲もザックドライバー連発でさらに窮地に追い込まれた。最後はザックの関節技にレフェリーストップで２８分１４秒、ザックが王座奪還に成功した。後藤は８度目の防衛に失敗した。

　ザックは「ＩＷＧＰ世界王者として史上初の「Ｇ１クライマックス」（７・１９北海きたーえる開幕）制覇、さらに史上４人目の「Ｇ１」２連覇に挑む。

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