◆パ・リーグ 西武0―4ソフトバンク(19日・ベルーナドーム)
試合前までの奪三振数は西武・今井がリーグ最多の116で、ソフトバンク・モイネロが同2位の115。リーグを代表する両投手の投げ合いは今季初めてで奪三振ショーが予想されたが、意外にも今井が3Kで、モイネロは昨季からの先発転向41試合目で最少の2K。
6月6日のヤクルト戦(神宮)では歴代3位の18奪三振をマークした助っ人左腕だが、前半戦最後の登板は脱力スタイルで二塁も踏ませず8勝目で、リーグトップの防御率1・27。蒸し暑いベルーナドームでも完璧な仕事をこなした。小久保監督も「暑さ対策もあったのか分からないけど、これまでとは全く違う投球スタイル。あのスタイルなら球数も減る。思い切り腕を振ったら今井もそうだけどファウル、ファウルになって球数も増える。今日も余力があった。新しいモイネロを見た」とエースを評価した。