◆米大リーグ メッツ―レッズ(19日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 メッツ一筋で14シーズンプレーし、2000年代を代表する三塁手だったデビッド・ライト氏(42)の永久欠番セレモニーが19日(日本時間20日)、レッズ戦の開始前に行われた。

 現役時代そのままの精悍(せいかん)なスタイルで家族とともにシティフィールドに立ったライト。

祝福に駆けつけた元チームメートのJ・レイエスらと再会した。球場上部、ストロベリーの「18」の隣に背番号「5」が除幕されると、感無量といった表情。「本当に幸運だった。ここ数日、野球選手として人間として自分のキャリアに大きな影響を与えてくれた人たちの顔を見て、自分がどれほど恵まれていたか、あらためて分かった」と話した。

 松井稼頭央がメ軍でメジャーに挑戦した2004年にトッププロスペクトとして台頭し、7月にメジャーデビュー。翌年からレギュラーに定着した。チャンスに強い打撃で主将も務め、ルックスの良さと人間性でも人気となり、ヤンキースの主将だったジーターと並び称されることもあった。打撃タイトルこそないもののゴールドグラブ賞を2度受賞、球宴7回出場。WBC米国代表にも09年と13年の2度選出されて活躍し「キャプテンアメリカ」の異名を取った。05年には三塁後方への小飛球を背走しながら素手でダイビングキャッチしたプレーが、年間最優秀プレーに選出された。

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