◆米大リーグ ナショナルズ―パドレス(19日、米ワシントンDC=ナショナルズパーク)

 パドレスの松井裕樹投手が19日(日本時間20日)、敵地ナショナルズパークで行われたナショナルズ戦で、5回3失点だったダルビッシュ有投手をリリーフし6回から2番手で登板。ソロ本塁打を被弾し、1回2/3で1失点だった。

 三振と三直で2アウトを奪った松井だったが、続くローに中越えソロを被弾した。7回も続投し、2死一塁でマウンドを譲った。1回2/3で1安打1失点1四球2奪三振で防御率は5・06となった。

 試合は雷予報の影響で1時間5分遅れでプレイボール。先発ダルビッシュは初回を11球で3者凡退とし、絶好の立ち上がりを見せた。2回も順調に2つアウトを奪ったが、6番ハウスに左前安打、続くライルに右越え二塁打を打たれ、2死二、三塁。8番ミラスにも甘く入ったシンカーを右前に打たれた。2点適時打となり、先取点を許した。

 直後の3回にマルドナドの適時二塁打とアラエスの適時打で2点の援護をもらった。2―2で3回のマウンドに立ったダルビッシュは先頭のアダムズに二塁打を打たれたものの、1死二塁で中堅メリルが中前への当たりを好捕し併殺で無失点。4回も打者3人をゴロで退けた。5回、先頭のライルにこの日初めての四球を与えると、1死一、三塁でエイブラムズの二ゴロで勝ち越し点を許した。

 ダルビッシュは勝てば日本ハム時代の93勝とメジャー通算111勝を合わせ、日米通算204勝に到達。黒田博樹(NPB124勝+MLB79勝=203勝)を抜き、日米通算で歴代最多の勝利数となる試合だった。

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