◆第107回全国高校野球選手権大阪大会▽4回戦 大阪桐蔭16―2天王寺=5回コールド=(20日・くら寿司スタジアム堺)

 大阪桐蔭が、天王寺を5回コールドで破り5回戦に進出した。

 初回に無死一、三塁を作り敵失で先制すると、その後も押し出し四球などで計4点を奪った。

2回は1死二塁で、4番の吉野颯真一塁手(3年)が右前適時打。2死一、二塁では桑元信祐二塁手(3年)が中前適時打。3回も打線がつながり、一挙6得点と天王寺を突き放した。

 投げては、2年生右腕の吉岡貫介投手が、2回1安打無失点、3K。15日の3回戦で152キロをマークした右腕が公式戦初先発でも力を示し、西谷浩一監督は「強い真っすぐと、変化球もだいぶ良くなってきましたし、先発も後ろもできるようになってきたので、大きな戦力だと思っている」と期待を込めた。

 ネット裏では、巨人や阪神など8球団のNPBスカウト陣が視察。巨人の武田チーフスカウトは吉岡について「投げっぷりがいい。来年が楽しみ」と話した。 今秋ドラフト候補の最速153キロ右腕・森陽樹(3年)は、5回から1イニングを投げ、空振り三振、一飛、空振り三振に抑えた。

 次戦は22日、高石―寝屋川の勝者と対戦する。

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