◆米大リーグ ドジャース7―8ブルワーズ(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が19日(日本時間20日)、後半戦第2戦となる本拠地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、後半戦初アーチとなる33号2ランを含む5打数2安打1本塁打3打点を挙げた。試合後、ロバーツ監督は「翔平は今、チームがどのような状況にあるのか、とてもよく考えていると思う。
大谷は、4点を追う3回無死一塁の2打席目にペラルタから後半戦初アーチとなる33号2ランを放った。真ん中に甘く入った90・0マイル(約144・8キロ)のチェンジアップを振り抜くと、打球速度113・9マイル(約183・3キロ)、打球角度28度で中堅左の観客席へ飛び込んでいった。飛距離は今季最長に並ぶ448フィート(約137メートル)。今季4戦4敗と苦しんでいたブルワーズ戦で目の覚めるような一発を皮切りに、この回4得点で試合を振り出しに戻した。
4―5の4回2死で迎えた第3打席目も芯で捉え、強烈な打球が一塁方向に飛んだが、ファーストライナーに。打球速度は102・8マイル(約165・4キロ)だった。4―6で迎えた6回2死一、二塁で迎えた4打席目は、この回からマウンドに上がった左腕アシュビーから左前適時打を放った。7―8で迎えた8回2死の場面でケーニッグの2球目を捉え、大飛球となったが、フェンス手前までの中飛に倒れた。惜しくもスタンドまで届かず、大歓声の後にため息に包まれた。