◆米大リーグ ドジャース―ブルワーズ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が20日(日本時間21日)、後半戦第3戦となる本拠地・ブルワーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、両軍無得点の初回1死で迎えた1打席目は2球で追い込まれると、最後は外低め79・1マイル(127・3キロ)スラーブに泳がされ、3球三振に倒れた。

 これまで出場した今季97試合はすべて1番だったが、前日欠場した不調のベッツがかつての定位置の1番に入り、大谷はチームの今季100試合目で昨年6月16日(同17日)の本拠地・ロイヤルズ戦以来399日ぶりで、今季初となる2番だった。

 試合前会見でロバーツ監督は「すべてを総合的に判断した。(ベッツが)塁に出ることに集中できる。いつまで続くかはわからないが、マックス(マンシー)が戻ってくるまでやって、再び評価することになるだろう。特に登板日やその翌日は、試合開始時に打席に入らなくてもいいというのは彼にとって楽だと思う」と説明した。

 相手先発は、左腕キンタナ。大谷は、7月9日のレギュラーシーズン初対戦時には3度の勝負があり、2打数ノーヒット1三振に封じられたが、押し出し四球で1打点をマークした。ブルワーズには敵地で戦った7月7~9日(同8~10日)に3連敗を喫しており、5連敗中。2カード連続のスイープだけは阻止したい。

 前日19日(同20日)には、後半戦初アーチとなる33号2ランを含む5打数2安打1本塁打3打点。4点を追う3回無死一塁の2打席目に、好調右腕ペラルタの真ん中に甘く入った90・0マイル(約144・8キロ)のチェンジアップを振り抜くと、打球速度113・9マイル(約183・3キロ)、打球角度28度で中堅左の観客席へ飛び込む2ラン。飛距離は今季最長に並ぶ448フィート(約137メートル)だった。

 21日(同22日)の本拠地・ツインズ戦では、今季6度目の先発を予定しており、試合前には左翼グラウンドでキャッチボールで調整。

後半戦初登板に向け、まずは難敵相手に今季初の2番打者として、打撃で弾みをつけたいところだ。

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