◆米大リーグ ドジャース―ブルワーズ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が20日(日本時間21日)、本拠地・ブルワーズ戦に先発したが、今季5勝目で通算217勝目となる白星を逃して、怒りを爆発させた。

 オールスターに“レジェンド枠”で選出された百戦錬磨の左腕も、怒りを抑えることは出来なかった。

3回まで2安打無失点で抑える好発進を切ると、3回裏には大谷翔平投手(31)の34号2ランなどで3点を先取。リードをもらって4回のマウンドに上がった。

 だが、2死一塁でパーキンスのゴロを三塁手のエドマンが一塁へ悪送球。記録は安打と失策で1点を返され、続くモナステリオに左前適時打を許した。1点差に迫られると、オルティスの中堅への当たりを、パヘスがグラブに当てながら捕球できずに走者が生還して追いつかれた。

 同点の5回は、先頭のチョウリオの大飛球を中堅手のパヘスがフェンスに激突しながら好捕してミスを取り返したが、1死一塁でボーンの左前安打を左翼手のルイーズがファンブルして一塁走者が三塁まで進むと、怒りを抑えられずにグラブで口元を隠しながら絶叫した。

 そこでロバーツ監督が出てきて降板を告げると、ベンチに戻ってグラブと帽子をたたきつけ、怒りは収まらなかった。カーショーは4回3分の1で81球を投げ、5安打3失点(自責1)の同点でマウンドを降りたため勝敗はつかなかった。5回1死一、三塁の2番手でマウンドに立った左腕・ベシアは後続を抑え、5回裏にルイーズが中堅へ勝ち越しの1号ソロを放った。

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