◆JERAセ・リーグ 中日―DeNA(21日・バンテリンドーム)

 中日のドラフト1位・金丸夢斗投手が先発し、自己最長となる8回8安打1失点で降板。味方の援護に恵まれず、またもプロ初勝利はお預けとなった。

 試合をつくった。初回は3者凡退のスタート。5回までに2度、三塁に走者を進めたが、要所を抑えて得点を許さなかった。だが、6回。先頭の蝦名を中堅二塁打で出塁させると、二ゴロで1死三塁。牧を遊ゴロに打ち取り、三塁走者を本塁でタッチアウト。だが、続く宮崎を歩かせると、2死一、二塁。この日、マルチ安打を記録していたフォードに127キロの変化球を右前に運ばれ、先制点を与えた。

 粘投する左腕を援護したい打線だったが、6回までDeNAの先発・東を前に、散発2安打で無得点。0―1の7回には、先頭の細川が左翼フェンス直撃の二塁打で好機を作ったが、ボスラーが空振り三振、山本が見逃し三振、佐藤が二ゴロに倒れてチャンスを生かせず。8回にも1死から代打・ブライトが中前打で出塁し、岡林が一塁への内野安打で、チャンス拡大。だが田中と上林が続けず、ルーキー左腕を援護できなかった。

 金丸は7回以降、走者を背負いながらも、無失点と粘りを見せたが、112球の力投は報われなかった。

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