◆第107回全国高校野球選手権埼玉大会 ▽5回戦 聖望学園13―12大宮北(21日・レジデンシャル大宮)

 春夏計5度の甲子園出場を誇る聖望学園が最大9点差をひっくり返す大逆転劇。7回までに1点差に迫り、8回1死二、三塁で、近藤翼中堅手(3年)が逆転の2点中前打を放って試合を制した。

 初回から5点を失い、4回の相手の攻撃が終了した時点で9点差の苦しい展開。しかし、『自分たちの野球を貫けば大丈夫』。ナイン全員がそう信じて立ち向かった。劇的な一打を放った近藤は「本当にうれしかった」と喜びをかみ締めた。

 波乱の続く埼玉大会のベスト8で、唯一となる夏の甲子園出場経験校。「自分たちの野球を最後までやり抜く」とヒーローは意気込んだ。

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