◆JERA セ・リーグ 巨人6×―5阪神(21日・東京ドーム)

 巨人・田中瑛斗投手が前半戦ラストゲームで首位・阪神を相手に好投。2試合連続で火消しに成功し、サヨナラ勝ちに貢献した。

 自己最速154キロを計測するなど、同点の8回1死一、二塁を無失点でしのいだ右腕。杉内俊哉投手チーフコーチは「瑛斗も数字以上に貢献度高いので。防御率は3点近い(2・93)ですけど、苦しいところで主力にぶつけることが多いので、その中でよくやってくれている。今日も左(打者)2人をしっかりと。右、左関係なく登板させられるようにね、瑛斗自身がもっと自信を付ければ良いかなと思います」と、ここまでのフル回転ぶりを絶賛した。

 古巣・日本ハム時代は計7年間で通算10登板、0ホールド。昨オフの現役ドラフトを機に才能が花開き、移籍初年度の前半戦だけでキャリアハイの38登板、23ホールドをマークしている。同コーチは「彼のおかげで何勝か拾ってる試合もあるので大きいですよね。同じ場面をゼロで抑えるピッチャーが、うちに何人いるか。注文通りのゲッツーとか打たせることができるので」とシュートボールを軸に強打者をねじ伏せていく姿を改めて評価した。

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