◆JERA セ・リーグ 巨人6x―5阪神(21日・東京ドーム)
前半戦はリリーフ陣の奮闘が特に光った。89試合のうち大勢がリーグ最多タイの41登板、同1位の29ホールドで「8回の男」としてフル回転。
日本ハムから現役ドラフトで加入した田中瑛の存在も大きかった。高速シュートが右打者に威力を発揮。大ピンチで内角をえぐって併殺を奪うなど、苦しい場面を何度も救った。杉内投手チーフコーチも「彼のおかげで何勝か拾っている」と感謝する。
投打で主力に離脱が続出する中、ブルペンの働きがなければもっと苦しい状況になっていたかもしれない。杉内コーチは「大勢と中川の登板数が増えている。なるべく(シーズン)60試合くらいでおさめたい。70試合いっちゃうと来年がきついので」と柔軟な運用を思い描く。後半戦も強力救援陣が頼りになる。