◇大相撲名古屋場所10日目(22日、IGアリーナ)

 西十両2枚目・友風(中村)が東6枚目・日翔志(追手風)を押し出して6勝4敗と星を伸ばした。

 ワンテンポ遅らせた立ち合いから前に出たが、腹から落ちた。

微妙な軍配だったが、日翔志の右足が早く土俵の外に出ていた。

 「(相手の)右足が早かった? そうですか。わからなかったです。際どい勝負だったので、物言いが付くかと思いました。昨日の相撲が悪かったですから、反省して修正した結果の白星だと思います。悪い所を師匠(中村親方=元関脇・嘉風)からも指摘してもらいました。心が整っていない部分を、です」。

 昨年の名古屋場所では、11日目取組中に右太ももを肉離れして12日目からの休場を余儀なくされた。「去年はいろいろありました。夏場所で大敗(2勝13敗)して十両に落ちて、十両でも星が上がらなかった(10日目まで5勝5敗)。心が整っていなかったからケガをしてしまったんだと思います。今場所はここまで順調にきています」

 西十両2枚目で6勝目。

あと2勝すれば7場所ぶりの再入幕も見えてくる。「あと2番が難しい。これまでいろいろ経験しているから、わかっています。一日一番の気持ちを忘れずにいきます」と話していた。

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