◆新日本プロレス「G1 CLIMAX 35」(22日、仙台サンプラザホール)観衆1714

 新日本プロレスは22日、仙台サンプラザホールで“真夏の最強戦士決定戦”「G1 CLIMAX 35」を行った。

 Aブロック公式戦5試合が行われ、メインイベントで共に1勝1敗の上村優也と辻陽太が激突した。

 同期のライバルである両者は昨年の『G1』公式戦で、同じ宮城(8・10ゼビオアリーナ仙台)で対戦。上村が勝利したが右腕を負傷し以降は長期欠場に追い込まれた。

 今年3月に復帰を果たした上村は、5・4福岡で辻のIWGP GLOBAL王座に挑戦するも敗北。様々な運命が交錯したライバル対決は、昨年を上回る熱闘になったが上村のジャーマンスープレックスホールド、ドラゴンスープレックスホールドを切り抜けた辻が必殺のジーンブラスターで勝利を飾った。

 リング上でマイクを持った辻は「オイ、上村! ちょっと待てよ。オマエはな、俺の前から逃げることはできない。視界がブレて、二重に見えても、三頭筋がちぎれても、何度でも俺の正面に這い上がってこい!」とライバルへメッセージを送り「この『G1』は、いままでの『G1』と違う! 新日本プロレスが新しい時代を迎えて、最初の『G1』だ。この『G1』で、俺以外の誰が優勝するっていうんだよ!いいか、Aブロックのヤツも、Bブロックのヤツも、耳の穴、かっぽじってよく聞け! 覚悟はいいかー!?この『G1』は、俺が取る!」と宣言した。

 今年のG1は、10選手がA・Bの2つのブロックに分かれてリーグ戦を行う。公式リーグ戦はすべて30分1本勝負で全ての勝ちは2点、全ての負けは0点、全ての引き分けは両選手1点、無効試合は両選手0点。各ブロック1位は8・16有明アリーナの準決勝戦に進出する。

 8・14後楽園ホール大会でAブロック2位とBブロック3位が、Bブロック2位とAブロック3位が時間無制限1本勝負で決勝トーナメント進出決定戦を行う。

 8・16有明でA1位がB2位対A3位の勝者と、B1位がA2位対B3位の勝者と、時間無制限1本勝負で準決勝戦を行い、勝者が8・17有明大会で時間無制限1本勝負の優勝決定戦を行う。

 公式リーグ戦で1位と2位と3位の選手が同点の場合はリーグ戦の直接対決の勝敗で順位を決定。3位の選手が複数で直接対決の優劣がつかない場合はトーナメント出場者決定戦(ルールは状況に応じて決定)を行う。

 「G1」エントリー選手は以下の通り。

 ◆Aブロック

ボルチン・オレッグ

上村優也

辻陽太

デビッド・フィンレー

EVIL

SANADA

棚橋弘至

大岩陵平

タイチ

カラム・ニューマン

 ◆Bブロック

エル・ファンタズモ

海野翔太

鷹木信悟

ザック・セイバーJr.

グレート―O―カーン

ゲイブ・キッド

成田蓮

KONOSUKE TAKESHITA

ドリラ・モロニー

YOSHI―HASHI

 ◆7・22仙台大会全成績

 ▼第1試合 20分1本勝負

○石森太二、ドリラ・モロニー(6分30秒 Bone Lock)嘉藤匠馬●、YOSHI―HASHI

 ▼第2試合 20分1本勝負

○金丸義信、成田蓮(6分08秒、足4の字固め)邪道●、エル・ファンタズモ

 ▼第3試合 20分1本勝負

○ロッキー・ロメロ、KONOSUKE TAKESHITA(7分30秒、変型首固め)ジェイコブ・オースティン・ヤング●、グレート―O―カーン

 ▼第4試合 20分1本勝負

○ハートリー・ジャクソン、ザック・セイバーJr.(8分53秒、デスバレーボム→片エビ固め)村島克哉●、海野翔太

 ▼第5試合 『G1 CLIMAX 35』Aブロック公式戦30分1本勝負

○大岩陵平(2勝1敗=4点)(10分24秒、THE GRIP→片エビ固め)カラム・ニューマン(1勝2敗=2点)●

 ▼同

○ボルチン・オレッグ(2勝1敗=4点)(9分50秒、カミカゼ→片エビ固め)棚橋弘至(1勝2敗=2点)●

 ▼第7試合 同

○SANADA(1勝2敗=2点)(6分33秒、サムソンクラッチ)“キング・オブ・ダークネス”EVIL(2勝1敗=4点)●

 ▼第8試合 同

○タイチ(2勝1敗=4点)(13分35秒、ブラックメフィスト→片エビ固め)デビッド・フィンレー

(1勝2敗=2点)●

 ▼第9試合 同

○辻陽太(2勝1敗=4点)(16分56秒、ジーンブラスター→片エビ固め)上村優也(1勝2敗=2点)●

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