ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズが21日、ヤマハ大久保グラウンドで始動した。若手メンバーがインターバル走などで汗を流し、WTBヴァレンス・テファレ(24)は「暑いけど大丈夫」と明るい笑顔を見せた。

 昨季は開幕直前の11月に加入し、神戸との開幕戦では途中出場からトライを挙げた。その後も持ち前のスピードと突破力を発揮してレギュラーに。今年6月にはリーグのベストフィフティーンに選ばれ「光栄です」と目を細めた。

 このタイトルが自信となり、今年は「チームを引っ張る存在になる」と宣言した。オフはタイ旅行などでリフレッシュ。気持ちを新たにしてトレーニングに臨み「この日を楽しみにしていた。今季は初日から、みんなと一緒に練習したかったんだ」。仲間の先頭に立つ覚悟をのぞかせた。

 5日のウェールズ戦(24〇19)で日本代表デビューを飾ったSH北村瞬太郎(23)も、別メニューながら元気な姿を見せた。出場時間は短かったが「ファーストキャップを取れたことはうれしかった」と話した。もちろん今季の目標は日本一。「プレーオフに行くのは当たり前、と思わせる結果を残せた。

あとは優勝しかない」。速いパス回しで攻撃のテンポを上げていく。

(里見 祐司)

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