テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は24日、石破茂首相が23日に日米関税交渉が合意したと発表したことを報じた。

 米側は25パーセントと宣言していた日本に対する「相互関税」を15パーセントに下げる。

日本車に課す25パーセントの追加関税を半分の12・5パーセントにし、既存の関税2.5パーセントと合わせ計15%とする。日本は既存のミニマムアクセス(最低輸入量)の枠内で米国産のコメ輸入量を増やす。

 トランプ米大統領も22日、ホワイトハウスで演説し「史上最大の貿易合意に署名した」と表明。演説に先立って自身の交流サイト(SNS)にも投稿し「日本は自動車やコメ、その他の農産物などの貿易について国を開放する」と説明した。

 スタジオには政治ジャーナリストの田崎史郎氏が生出演。司会を務める羽鳥慎一アナウンサーから「この合意のタイミングは政治的なものもあるのかなぁと思いますけども」と聞かれ「これは参院選が終わった後ということです」と答えた。

 続けて「米国から見て日本の事情もそうですけど、参院選中に譲歩のカードは切りにくい。それが報道されると選挙にマイナスなるっていう判断があって。参院選後が勝負だ、というふうに多くの人が思っていた」と解説し「ただ、自民党がああいう負け方をしたんで、米国が石破さんと真剣に交渉するかな?と。しないんじゃないか?と思われていたのが急転直下、解決したわけです。これは良かったと思います」と指摘していた。

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