◆エイジェックカップ第56回日本少年野球選手権大会 ▽決勝 東海中央ボーイズ(愛知中央)7―1松戸中央ボーイズ(千葉)(8月7日・大阪シティ信用金庫スタジアム)
2日に開幕した夏の全国大会・エイジェックカップ第56回選手権大会は7日に決勝が行われた。松戸中央ボーイズ(千葉)は快進撃も東海中央ボーイズ(愛知中央)に敗れ準優勝だった。
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松戸中央が過去最高の8強(2015年)を超える準優勝に輝いた。
準々決勝前に井垣茂人監督(52)が「歴史を変えるために勇気を持とう」と鼓舞すると、ナインは躍進。春季全国大会準Vの紀州を下し4強入りすると、準決勝では県央宇都宮との打撃戦を制して決勝に進んだ。
常田主将も「打ち合いなっても慌てなかった」というメンタル面は、合言葉で鍛えられた。昨秋に東日本選抜大会を制し、東日本王者となって以降、結果が残せなかった。そこで誰でも打てる球を狙おうと「チャイルド・ボール」と提唱。井垣監督は「難しいボールを狙って逆に追い込まれないように」と説明。呼びかけることでシンプルな思考になった。初戦の岡山北戦は終盤の集中打で逆転勝ち。3回戦の三田戦では7回2死から逆転勝ちした。
決勝では3回に佐藤の二塁打と針生のバント安打で無死一、三塁として落合のスクイズで同点としたが、4回から登板の安斎がつかまり5失点した。指揮官は「負けたのが悔しいが、ここまで来られたのは選手のお陰」と感謝を口にした。
全国制覇を逃した悔しさは新チームが晴らす。2年生ながら5番・三塁手で先発出場した青木誓は「来年、また大阪に戻ってきて優勝します」とリベンジを誓った。
【松戸中央ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 ※常田幸泰、安斎海成、成眞佑、高橋大志、落合樹生、庭野絢人、竹下幹人、針生慶世、立原英斗、野澤謙介、渡辺裕貴、石川遥馬、宮尾日音、野澤奏、菊池啓佑、島田莉有、田中仁奈、染谷雄飛、佐藤龍心
▽2年生 佐藤魁晟、青木隼也、青木誓志、松浦碧大、鈴木惇人、山下和希
【松戸中央・成績】
▽2回戦(3日) 松戸中央8―3岡山北(岡山)
▽3回戦(4日) 松戸中央6―3三田(兵庫西)
▽準々決勝(6日) 松戸中央―1紀州(和歌山)
▽準決勝(6日)松戸中央10―8県央宇都宮(栃木)