◆パ・リーグ ソフトバンク4―1日本ハム(9日・みずほペイペイドーム)
日本ハムの加藤貴之投手(33)が9日、ソフトバンク戦(みずほペイペイ)に先発するも、山川、ダウンズに被弾するなど4回途中6安打4失点で5敗目を喫した。チームは2連敗で首位攻防戦の初戦に敗れ、ソフトバンクとのゲーム差を2に広げられた。
打球が左中間に着弾するのを確認すると、加藤貴は、肩を落とした。2―1の4回無死二塁、ダウンズに2ランを許し、痛すぎる2点を献上。1死を奪い、8番・海野を迎えたところで交代を告げられた。「調子自体は悪くなかった。試合をつくることができず、チームに申し訳ない」。首位攻防戦の初戦を任されるも、3回1/3を4失点で5敗目を喫し、言葉をしぼり出した。
前回登板した1日のオリックス戦(京セラD)では8回まで無失点も、9回に4点を失い逆転サヨナラ負け。チーム本隊は2度の飛行機遅延に巻き込まれ試合開始の約1時間前に球場入りするドタバタ移動での一戦。先発投手として、前日入りしていた左腕は、「一人で投げ切りたかった。ふがいない。今シーズンで一番悔しかった」とリベンジを誓っていただけに、この日の投球に落胆した。
新庄監督は「バッターのタイミングの外し方がワンパターンでは厳しい。
〇…万波は4回1死、海野の右前への打球を素早く捕球し、「ライトゴロ」を成立させた。「チャンスがある打球が来そうだなと思って、いつも以上に狙う姿勢でポジショニングを調整していた」。自慢の強肩で2番手・生田目を救った。
〇…マルティネスは「4番・一塁」で先発し、有原から2本の二塁打を放つなど孤軍奮闘した。「有原投手と対戦するのは難しい。ボールをよく見て、いいスイングをすることを心がけた」と振り返った。