◆米大リーグ カージナルス1―9カブス(9日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 カブス・鈴木誠也外野手(30)が9日(日本時間10日)、敵地・カージナルス戦に「2番・DH」で先発出場。4打数1安打1四球と8月に入って初の3試合連続安打をマークし、チームの大勝に貢献した。

打率は2割5分1厘。

 ナ・リーグ中地区2位のカブスは同4位のカージナルスと対戦。初回、二塁打の1番・ブッシュを塁に置き、鈴木の進塁打となる二ゴロで1死三塁とすると、3番・タッカーの右前適時打で先制した。2回はブッシュの3ランでリードを5点に広げると、1死無走者で迎えた鈴木の第2打席。右腕・パランテの内角93・3マイル(約150・2キロ)のシンカーを振り抜くと、打球速度113・7マイル(約183キロ)、角度15度の弾丸ライナーがワンバウンドで左翼フェンスに到達。打球が速すぎて二塁はやや際どいタイミングとなったが、快足を飛ばした。リーグ単独9位となる今季26本目の二塁打。その後2死二塁からケリーの右前適時打で6点目のホームを踏んだ。

 鈴木は6日(同7日)の本拠地・レッズ戦では6回に27号ソロ。7月18日(同19日)の本拠地・レッドソックス戦以来、出場16試合ぶりの一発を放ち、ようやく復調の兆しを見せた。前日8日(同9日)の敵地・カージナルス戦では8回先頭で左前打を放ち、今月初の2試合連続安打としていた。

 5日(同6日)のレッズ戦では87試合、104日ぶりに欠場した誠也。

前半戦だけで自己最多を更新する25本塁打、77打点を記録した勢いが止まっていたが、ここから再加速したいところだ。

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