第107回全国高校野球選手権は10日、天候不良が予想されたため同日の4試合が順延されることが前日(9日)夜に発表された。

 甲子園初勝利を目指す東海大熊本星翔は、甲子園の室内練習場で1時間半、投球練習や打撃練習などで汗を流して調整した。

 野仲義高監督は選手のコンディションについて「特に問題はない」とコメント。翌日も大雨予報で難しい調整となるが、「宿舎でトレーニングを。それ用の部屋も作ってるので」と対策を明かした。また、「近くのコンビニとかの気分転換はOKしてる」とメンタル面のコンディショニングにも配慮を見せた。

 主将の比嘉健太(3年)は「早く試合がしたいという気持ちがあるので残念」と吐露。初勝利に向けては「そこを特別意識するのではなく、自分たちの守備を甲子園でも出せるように」と意気込んだ。

 大阪出身の比嘉は、チームメートに「熊本より積極的に話しかけてくる人が多いので、愛想良く」とアドバイス。チームは良好な雰囲気で快挙へと進んでいる。

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