◆米大リーグ マリナーズ―ホワイトソックス(8日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)

 マリナーズのC・ローリー捕手が8日(日本時間9日)、本拠のレイズ戦に「2番・捕手」でスタメン出場し、2戦連発のメジャー単独トップ44号本塁打を放った。

 2-1の5回無死一、二塁で初球の直球をとらえると、左中間フェンス裏の自軍ブルペンへ打ち込んだ。

打球速度107・3マイル(約172・7キロ)、打球角度27度、飛距離397フィート(約121・0メートル)の当たりだった。

 試合前にはイチロー氏の背番号「51」永久欠番セレモニーが開催された。スピーチではベンチのナインに向け「チャンスをつかんでほしい」とポストシーズン進出へ向けて熱く激励。その思いを乗せた打球が連日フェンスを越えた。

 捕手によるMLB最多本塁打は21年にS・ペレス(ロイヤルズ)が記録した48本で、4本差に迫った。7月31日には42号を放ち、1996年にT・ハンドリー(マーリンズ)が達成した両打ち捕手による最多本塁打記録「41」を更新している。両打ち最多は1961年のM・マントル(ヤンキース)の54本。

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