◆米大リーグ ドジャース9―1ブルージェイズ(9日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が9日(日本時間10日)の本拠地・ブルージェイズ戦で「1番・DH」で先発出場し、3年連続4度目の40本塁打を含む4打数2安打、1打点2得点の活躍で、チームの9得点の快勝に貢献した。大谷の快挙について、ロバーツ監督は「驚きはない。
大谷は2―0の5回1死で迎えた3打席目に、先発バジットの外角シンカーを完璧に捉え、打球速度107・8マイル(約173・5キロ)、417フィート(約127・1メートル)、角度27度で飛び出した打球は中堅頭上を越え、防球ネットを揺らした。2戦ぶりとなる40号。現役選手では、初めての3年連続40本塁打を達成した。
142年の歴史を誇るドジャースで2年連続40本塁打を放った選手は、S・グリーン、D・スナイダーに次ぐ球団史上3人目の快挙。MLB公式サイトで各種記録に精通するサラ・ラングス記者によれば、チーム117試合目で40号到達は球団初だという。
大谷は21年に46本塁打で初めて40本に到達し、エンゼルス時代の23年から3年連続で達成となった。過去3年間はいずれもシーズンMVPに輝いた。“MVP確定弾”に指揮官は「それは知らなかったが、素晴らしいことだ。あの一打は後ろからボールを捉え、しっかりと力を伝えるスイングだった。彼と打撃コーチ陣は機械的な部分でいくつか修正に取り組んできたが、あれは最高のスイングの一つだったと思う」と絶賛した。