第107回全国高校野球選手権大会に出場している広陵(広島)の堀正和校長が10日、兵庫県西宮市内で、同大会の出場を辞退すると表明した。7日に1回戦を突破していた。

1月に寮内で起こり、3月に日本高野連から厳重注意処分を受けた暴力事案がSNSで拡散していた。他の情報も拡散しており、出場辞退を決めた。

 甲子園大会での棄権・出場辞退は過去、春が13校(14度)、夏が6校。このうち、大会出場後に棄権したのは、21年夏の宮崎商(2回戦・初戦前に出場選手の新型コロナ集団感染)、東北学院(1回戦勝利後、出場選手の新型コロナ感染)、22年春の広島商(1回戦勝利後、計11人がコロナ陽性)と3校あったが、コロナ(病気)以外で大会出場後に辞退したのは、広陵が初めて。

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