前日9日にイースタン・リーグ日本ハム戦(鎌ケ谷)を途中交代していた巨人・岡本和真内野手(29)が10日、打撃練習を行い、大事には至っていないことを明かした。左肘じん帯損傷からの1軍復帰を目指す主砲は9日に「4番・DH」で出場するも、1打席のみで交代。

状態が心配されていた。この日のイースタン・同戦は雨天で中止となったが、室内でフリー打撃を実施。感触を確かめながら26スイングした。通常メニューを消化し「大丈夫。今日も(状態を)確認して(試合に)出る予定だったので」と説明した。

 9日の打席では空振り後に左腕を気にするしぐさがあった主砲。「あのようなスイングで痛みが出ると分かって良かった。リハビリではああいう動きはできないので」と前向きに捉える。練習を行ったという報告を受けた阿部監督は「良かった」と安どし、「焦らせないように。吉村さん(編成本部長)が(鎌ケ谷に)行っていて、『あんまり無理しないように言います』と言っていた。無理せず、完璧になってから戻ってほしい」と願った。1軍復帰までに20打席程度立つことを目安にしており、再び実戦を重ねていく。

「(1軍に)戻る時に戦力になれるように」と見据えた。(宮内 孝太)

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