今年1月にアジア人選手として初めて米国野球殿堂入りを果たしたマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)の背番号「51」永久欠番式典が9日(日本時間10日)の本拠地・レイズ戦の前に開催された。「24番」のK・グリフィーJr.氏、「11番」のE・マルティネス氏、全球団共通のJ・ロビンソン氏の「42」に次いで4つ目。
米殿堂入りの時に続く英語スピーチとなり、「最も厳しいチャレンジの一つ。2週間で2度も。一体誰が考えたんだ」と笑いを誘った。01年の入団時に「51」継承を快諾し、この日の式典に出席した元左腕R・ジョンソン氏(61)への感謝を述べた。来年には同氏の「51」欠番式典が開催予定で「彼の式典に参加できることは大きな名誉」と出席を約束した。また、バットを立てて構えるポーズの銅像が来年、建立されることも発表された。
スピーチ後半では「今、このチームには大きなチャンスがあります」とナインに呼びかけた。これに答えるように試合ではC・ローリー捕手がメジャートップの44号。イチロー氏に師事するJ・ロドリゲス外野手が2打席連続本塁打を放って6連勝を飾り、首位アストロズに0・5差に迫った。