◆第107回全国高校野球選手権大会第6日 ▽1回戦 県岐阜商6―3日大山形(11日・甲子園)
日大山形は初回に1点を先制したが、中盤に逆転を許し初戦突破を逃した。
「最高の仲間に甲子園に連れてきてもらったので…感謝の気持ちでいっぱいです」。
「いろんなことがあって、まとまらなくて大変な時期も多かった」。昨冬に主将となった岩下は苦労を語る。そんなチームも、荒木監督の「熱く、泥臭く、粘り強く」というスローガンの下に団結し、2年ぶりの聖地にたどり着いた。山形大会優勝後には、愛する仲間たちを「最高のクソガキ集団」と表現。この日の自軍アルプスからは、選手たちへ愛のあるヤジが飛んでいた。
雨の降りしきる聖地初戦を、「最後まで気持ちは熱く」と泥だらけで戦い抜いた。「阪神園芸さんのおかげでこの状況でも試合が出来ましたし、ここに来られたのも山形県のみなさん、山形大会で戦ってきた相手、たくさんの人がいたから。感謝の気持ちでいっぱいです。借りを返しに甲子園に戻ってきて欲しい」と岩下主将。