◆第107回全国高校野球選手権大会第7日 ▽2回戦 岡山学芸館3―0松商学園(12日・甲子園)

 松商学園(長野)が岡山学芸館に0封負けを喫し、3回戦進出を逃した。

 前日11日に18歳の誕生日を迎えたエース・加藤高慎投手が7回4安打2失点。

初回2死二塁から左前適時打で先制を許したものの、3回1死一、三塁では二塁に送球した捕手・木内が悪送球。その間に三塁走者の生還を許し追加点を献上。その後は立て直してスコアボードに0を並べ続け、8回に2番手森田にスイッチ。なお1死一、三塁からスクイズでダメ押しの1点を許した。

 最後となった甲子園を振り返り「自分にとって一つの目標の場所。実際マウンド立ってすごい場所だと思いましたし。負けてしまったのは悔しいけど、後輩達が思いを引き継いでくれると思う」と胸を張った。

 誕生日の前日11日は宿舎でのミーティング終了後、チームメートと宿舎のスタッフが手作りした誕生日ケーキが贈られた。さらにこの日はアルプルからブラスバンド演奏でハッピーバースデーも流れるサプライズもあった。「皆に祝ってもらって『明日は任せろ』と最後に伝えたけど、結果的に自分が打たれて試合を崩してしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と思い出に残る誕生日を振り返った。

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