◆米大リーグ エンゼルス7―4ドジャース(11日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)

 ドジャースがエンゼルスとの「フリーウェイシリーズ」で終盤の追い上げも及ばず、カード頭を落とし、2連敗となった。「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(31)は3戦連発の42号を含む3打数1安打1打点の活躍を見せたが、先発の山本由伸投手は4回2/3を投げて6安打、メジャー自己ワーストとなる6失点、5四死球とリズムを作れなかった。

試合後、ロバーツ監督は「翔平、マックス(マンシー)のホームランと、1つのイニングでつないだのはよかったが、もちろん負けは負け。(山本は)カウントを有利にしても、ボールを高めに浮かせてしまっていました。彼の本来の投球ではなかった」と唇をかんだ。

 チームは7回まで3安打無得点と完璧に封じられていたが、大谷は0―7で迎えた8回1死走者なしで迎えた4打席目に、89・5マイル(約144キロ)の内角低めカットボールを捉えると、打球速度100マイル(約160・9キロ)、角度33度で飛び出した打球は、飛距離389フィート(約118・6メートル)の右中間スタンド最前席に飛び込んだ。今季4度目の3戦連発となる42号。18年にエンゼルスに入団した大谷はエンゼルスタジアムで100本目の本塁打となった。

 大谷の反撃を口火に、8回は2死一、三塁からはマンシーに右翼ポール際への3ランが飛び出し、4―7と3点差に迫り、終盤に追い上げたが、及ばなかった。チームは2連敗を喫し、この日勝利したナ西2位のパドレスとの差が「1」に迫った。

編集部おすすめ