◆JERA セ・リーグ 巨人―中日(12日・東京ドーム)

 巨人は6日にプロ初勝利を挙げた2年目の森田駿哉投手が4点の援護をもらい、勝ち投手の権利を持ったまま7回2安打無失点、97球で降板した。

 森田は初回、先頭のブライト健太外野手に無死二塁とされると送りバントの後、ボスラー外野手に死球、細川成也外野手も四球で歩かせ1死満塁の大ピンチを迎えたが、チェイビス内野手を遊ゴロ併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。

2、3回は3者凡退に抑えた。

 打線は3回に4点を先制。1死から丸が2打席連続ヒットとなる中前打で出塁。佐々木俊輔外野手の右前打で丸は三塁に進塁したが、佐々木は一、二塁間に挟まれアウトとなり2死三塁。泉口友汰内野手の二ゴロが失策となり、三塁から丸が生還し1点目。続くキャベッジ外野手は左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、2点目を挙げた。さらに岸田行倫捕手が打った瞬間に分かる左翼スタンド中段への5号2ラン本塁打を放ち、この回、一気に4点を奪った。

 4点の援護をもらった森田は4回を3者凡退。5回は先頭の石伊雄太捕手に四球を与えたが後続を抑え、6回は3者凡退。

 森田は7回、先頭の細川成也外野手を四球で歩かせ、チェイビス内野手は空振り三振に打ち取ったが、石伊雄太捕手に左前打され1死一、二塁に。その後岡林勇希外野手、山本泰寛内野手を連続で空振り三振に打ち取り無失点を続けた。7回の打席で代打を送られ、森田はマウンドを降りた。

 降板した森田は「初回粘り切れたのが大きかったです。先頭への四球など反省して次につなげたいと思います」とコメントした。

編集部おすすめ