左足首の負傷で離脱しているオリックス・西川龍馬外野手(30)が、今週中に実戦復帰する予定であることが12日、分かった。目標とした8月上旬の実戦からはずれ込んだが、19日の日本ハム戦(エスコン)で1軍合流する可能性も出てきた。

 西川は7月1日の西武戦(那覇)で負傷。すでに屋外で打撃練習を再開しており、13日以降にベースランニングで回復具合を確認する予定だ。走塁の強度は「7、8割ぐらいまでは来ている」と説明。「力は入るし、あとは細かい動きですね。打つことも多少は振れているので、あとは対投手の反応かな」と前を向いた。

 離脱前は69試合で打率3割1分4厘と絶好調。チームは4位・楽天と4ゲーム差の3位だが「この時期はいかに上に行くか。可能性はゼロじゃないので」と浮上へ強い決意もにじませた。慎重かつ着実に踏むステップ。天才打者が戻る日は近い。

 〇…13日からの楽天2連戦(京セラD)は曽谷、田嶋のダブルキラーを投入する。それぞれ10試合で6勝2敗、35試合で14勝5敗の好相性で、勝利数もカード別では最多。

4ゲーム差で4位の相手に先陣を切る3年目左腕は「この2連戦は非常に大事な戦いになる。絶対に勝てるようにしたい」と快投を誓った。大阪・舞洲での投手練習には、下半身のコンディション不良で登録抹消中の宮城も参加。「問題なく動けました」とエースの復帰も近そうだ。

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