◆第107回全国高校野球選手権大会第7日 ▽2回戦 尽誠学園3―0東大阪大柏原(12日・甲子園)
完敗だった。巨人などでプレーした東大阪大柏原・土井健大監督(36)の聖地初挑戦は6安打完封負け。
試合2日前、主将で4番の竹本歩夢が左手を負傷。有鉤骨骨折の疑いがあったが、「8番・捕手」で強行出場し、打席では片手で食らいついた。だが、0―0の5回2死二塁で代打を送られてベンチに下がると、直後に3失点。「みんなの期待を裏切った。最後まで戦えなかったのは悔しい」。涙を浮かべた扇の要の不在が響いた。
指揮官は履正社3年時に出場した06年のセンバツも初戦完封負け。
〇…東大阪大柏原OBで吉本新喜劇GMの間寛平(76)が、メガホンを手にアルプス席で応援した。自身のXに「残念ながら負けてしまいましたが、久しぶりに応援して楽しかったです、ウヒハ」と投稿。14年ぶりの出場を決めた際には「かみつき打線」と命名し「僕と似ててかみついていく感じが親近感が湧きます(笑)」と祝福していた。