◆JERAセ・リーグ 広島9―2阪神(12日・マツダスタジアム)

 阪神が広島に今季ワースト9失点で大敗した。マツダスタジアムでの連勝は6でストップ。

2位・巨人が勝ち、マジックは28のままとなった。

 先手は取った。3回2死一、三塁、プロ初の4番に入った前川が投手強襲の先制打。なおも2死一、二塁から大山が四球、続く木浪も押し出し四球でこの回2点を挙げた。

 先発・大竹が誤算だった。2―0の3回、2死一、二塁から末包に左前適時打を献上し、なおも2死一、二塁からモンテロに左越えの逆転3ランを浴びた。モンテロには5月17日(甲子園)でも被弾。今季の3被弾中2本目となった。

 5回には2死一、二塁から小園に右前適時打。続く末包に左中間フェンス直撃の2点二塁打を許し、降板した。試合前時点で通算13勝1敗、今季も4戦4勝で防御率0・99のカープキラー。得意の相手に完全攻略され、ソフトバンク時代の21年3月31日・オリックス戦(京セラD)以来、23年に移籍後ワーストとなる7失点を喫した。

8回には桐敷が前川に2点打を浴びた。

 この日は佐藤輝が4月9日・ヤクルト戦(甲子園)以来、中野が今季初のベンチスタート。スタメンが大幅に入れ替わったゲームで大敗した。

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