◆JERAセ・リーグ 巨人5―0中日(12日・東京ドーム)

 中日は今季18度目の完封負けで5位に転落した。初回1死満塁の絶好機でチェイビスが遊ゴロ併殺。

巨人先発の森田を立ち直らせてしまった。守りでは、3回2死三塁から田中の失策で先制点を献上。先発の大野は続くキャベッジに適時二塁打、さらに岸田に2ランを浴び、自責0で一挙4点を失った。7日以降は日替わりで4位と5位を行ったり来たり。7月20日に7連勝が止まった後は、1度も連勝がない状況だ。

 以下は試合後の井上一樹監督の一問一答

―3回は取れるアウトを取れなかったところから

「結局そういうこと。取れるところで、初回に点を取れなかった。逆に、取れるアウトを取れなかったというところ。やっぱり1球、1アウトの大切さ。キャベッジ、岸田に打たれたところで勝敗(の行方)はぐっと傾いてしまった」

―不振の岡林は

「今は7番に下げているけど、俺の中では、まだ外すつもりはない。上林にセンター行け、ブライトにライト行けって言うのは簡単だけど、そこはかたくなに外さず使ってきたのはあいつ(岡林)だけ。(その思いと)あいつの我慢強さが合致すれば、最後の143試合目まで使うつもりだから」

―ずっと好調の選手はいないものだが、乗り越えてほしい選手

「(シーズン序盤に)けが人が出たときに上林が頑張ってくれて、岡林とバヤシ・バヤシで引っ張ってくれた。

でも後半に垂れているようではあかんよ、と。後半の方が周りの印象も強くなるし、数字も2割9分くらいあったのが2割6分くらいまで落としている。3分落ちるというのは、よっぽど。もうひと踏ん張りをこっちは促すし、応えてもらうしかない」

―巨人・森田とは初対戦だった

「初対戦というのはもちろんだし。でもチャビ(チェイビス)だけが初対戦ではなく、みんな初対戦。対策してミーティングをするけど、生かせるか生かせないかは一瞬の勝負だから。毎日試合がある。もう、くよくよしていてもしょうがない」

―中田の登録抹消は

「体調不良。2、3日ちょっと使える感じはないなと思ったから」

―吉田が中継ぎでプロ初登板。今後も中継ぎか

「考えます。9連戦ということで、メヒアを中継ぎに入れたり先発させたり、吉田を中継ぎに入れたりしたけど。そいはまた考えます」

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