◆イースタン・リーグ 巨人5―3楽天(12日・ジャイアンツタウン)

 巨人の岡本和真内野手(29)が12日、左肘じん帯損傷から復帰後初めて守備に就いた。イースタン・楽天戦(Gタウン)に「4番・三塁」でスタメン出場。

最初の守備機会が訪れたのは4回無死の場面だ。ライナー性の痛烈な打球を体で止めると、素早く拾い上げて正確なスローイングでアウトに。6回まで出場して3度の守備機会をこなした。阿部監督は1軍復帰後の三塁起用を明言しているが「飛んできてくれて良かった。思ったよりも(打球が)速くてびっくりした」と振り返った。

 バットでは快音を響かせた。初回2死一塁。早川の外角低め142キロ直球を捉え、鋭いライナー性の打球を中前に運び、5試合ぶりの安打をマーク。MLBのスカウトも視察する中、3打数1安打だった。1軍復帰までに20打席程度は立つことを目安にしており、現在は15打席。攻守でまた一歩前進し、「徐々によくしていきたい」と思い描いた。(宮内 孝太)

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