◆JERA セ・リーグ 巨人5―0中日(12日・東京ドーム)

 好調の助っ人が勝利を引き寄せる一打を放った。3回、1点を先制し、なおも2死一塁。

キャベッジは2ボールから大野の外角高め132キロカットボールを振り抜いた。打球は逆方向に伸びていき左翼フェンスを直撃。一塁走者の泉口が生還し、貴重な追加点をもたらした。「チームに勢いを与えることができて良かったよ」。二塁ベース上、おなじみとなった“弓矢ポーズ”で歓喜を分かち合った。

 夏男の充実ぶりが心強い。8月は全試合4番で出場し、38打数14安打で打率3割6分8厘、3本塁打、9打点と大暴れだ。「好調の要因はボールがよく見えていること」と自己分析。キャベッジが調子を上げたことに呼応するように、打線全体も上昇気流に乗りつつある。「自分が起爆剤になれているのはうれしい」と分厚い胸を張った。頼れる助っ人がチームをけん引していく。

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