◆米大リーグ エンゼルス―ドジャース(12日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が12日(日本時間13日)の敵地・エンゼルス戦で「1番・DH」で先発出場し、今季2度目の4戦連発で43号。チーム120試合で43本塁打は、シーズン換算58発ペースとなった。
4打席目には悲劇に見舞われた。5―5で迎えた6回無死一、二塁の絶好機では4番手左腕パークの外角直球を捉えて痛烈なライナーでセンター方向に返したが、大谷シフトで二塁ベース付近にいた相手遊撃ネトの正面をつき、遊直。ネトがそのまま二塁ベースを踏んで一塁に送球し、走者が戻れずにトリプルプレーが完成した。大谷は一塁ベース手前でぼう然と立ち尽くした。
大谷は、前日11日(日本時間12日)の敵地・エンゼルス戦で「1番・DH」で先発出場。0―7で迎えた8回1死に、89・5マイル(約144キロ)の内角低めカットボールを捉え、打球速度100マイル(約160・9キロ)の一発を右中間スタンドに放り込んだ。3戦連発のリーグトップタイ42号は、エンゼルスタジアム100本目のメモリアルアーチとなった。
チームは2連敗中で、西地区2位・パドレスとの差は「1」に迫った。今週は16日(同17日)から本拠3連戦、来週は23日(同24日)から敵地3連戦と、2週連続で今季最後の直接対決を控えている。13日(同14日)の敵地・エンゼルス戦で4イニングの古巣初登板の予定。