米メディア「ジアスレチック」は13日、ハワイ島にある総額2億4000万ドル(約350億円)規模の高級住宅開発を巡りドジャース・大谷翔平投手とネズ・バレロ代理人を相手取った訴訟について報じた。

 訴えによれば、バレロ代理人が、10年以上にわたり進められてきた2億4000万ドルの高級住宅プロジェクトから、ハワイを拠点とする2人の不動産開発業者を解雇させたという。

 原告側は訴状で、バレロ氏と大谷が「自らの有名人としての影響力を利用し、原告のプロジェクトにおける役割を揺るがし、最終的に崩壊させた。その理由は、彼ら自身の金銭的利益以外には何もない」と主張。また、両氏がプロジェクトに加わったのは「もっぱら大谷の宣伝およびブランド価値のため」であったとしている。さらに、バレロ代理人は原告のビジネスパートナーである不動産デベロッパーに対し、両氏をプロジェクトから外すよう最後通牒(つうちょう)を突きつけ、さもなければ大谷の肖像権侵害をめぐる報復的な訴訟を起こす可能性があると警告したという。

 原告代理人によれば、交渉の窓口はバレロ氏のみ。大谷が問題を認識していたかは、調査する意向であり「代理人は選手を代表して行動しており、最終的に本人にも責任が及ぶ」と主張しており、大谷は巻き添えで訴えられている可能性がある。

 「ジアスレチック」はまた「自らの不正行為から注意をそらすために、無関係な人々を不当に攻撃するのは悲しいことだ」と、被告側関係者が原告側を批判するコメントも掲載している。

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