◆第107回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 京都国際6―3健大高崎(13日・甲子園)

 V候補で昨年センバツ優勝、今春センバツ4強の強豪・健大高崎(群馬)が昨夏優勝の京都国際(京都)に敗れ、初戦で姿を消した。

 試合後の青柳博文監督は「ウチがやるべき野球を逆にされてしまった。

四球から無駄な点が入ってしまった。打つ方も4安打ではなかなか点が取れない」と振り返った。

 最速158キロを誇る今秋ドラフト1位候補のエース・石垣元気(3年)は3点ビハインドの7回から4番手で投入。155キロのストレートで2回を2安打無失点に抑えた。救援起用の意図に「後半勝負だと思っていた。石垣は石垣らしく投げてくれた。下重の試合を作れる良さと、佐藤(龍月)の球威で抑えてから石垣と、タイブレークも考えながら想定していたが、6失点は大きかった」と説明した。

 その上で、石垣元について「出力が高い分、故障のリスクが高いと言われていた。練習試合を通じても80球から100球でやってきた。将来的な面も考えて、佐藤のケガから学んだところもある。後半の方がいいと思っていた」と出力の高さゆえに、球数が多くならないよう、未来を見据えた起用だったと明かした。

編集部おすすめ