左三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷で離脱している巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手が13日、ジャイアンツ球場で行われた故障班の練習に参加した。

 室内練習場では、負傷後初となるライブBP(実戦形式の打撃練習)を行い、4月に左肘の手術を受けた黄錦豪(ファン・ジンハオ)投手と対戦。

4打席対戦して安打性はなかったが、鋭いスイングを見せ「手首の問題とか、そういうところを試しながらのバッティングだったけど、強くは振れていた。痛みが出なかったので、とりあえずホッとしています」と振り返った。

 約1か月実戦から離れていたこともあり、「速いボールに慣れていかないと、実戦に入ったときに対応できないかなと思う」と課題も得た。着実に実戦復帰へと近づく中で「マシンを速く設定してやるとか、そういった工夫は必要かなと思っています」と、対策を進めながら状態を上げていく。

 今季は3月の2軍・阪神戦(Gタウン)で左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折。2か月半のリハビリを経て、5月20日のイースタン・楽天戦(森林どり泉)で実戦復帰後は2軍で主に「1番・遊撃」で起用され、36試合に出場して打率3割0分6厘、1本塁打、11打点の成績を残しフレッシュオールスターゲームにも選出されていたが、ケガのため辞退。患部の状態を確認しながら、慎重にリハビリを進めてきた。

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