◇報知新聞社ほか主催 第19回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ▽2回戦 旭川大雪ボーイズ 8―0 仙台太白リトルシニア(13日、東京・大田スタジアム)
北海道代表の旭川大雪ボーイズが初のベスト8進出を決めた。仙台太白リトルシニアとの2回戦で8―0の快勝。
旭川大雪は2年生右腕の神元朔が先発。最速134キロの直球を軸に相手打線を翻弄(ほんろう)し、5回1死まで無安打に抑えた。1安打無失点の投球で、6回から前田健成(3年)にマウンドを託した。
12日の秋田北リトルシニアとの1回戦で計10安打6得点を挙げた打線はこの日も好調。初回に相手の失策と暴投から先制点を奪うと、2回にも1点、さらに4回には打者11人の集中打で6得点を挙げた。
チーム初のジャイアンツカップ8強入りに貢献した神元は「ファーストストライクを意識して投げた。1、2点を取られても先輩たちがすぐに取り返してくれると思っていた。今日は素直に楽しかった」と喜びをかみ締めた。チームは4強を目標にしているが、「次の試合も勝って、東京ドームの決勝で投げてみたい」と大きな野望を語った。