14日のオリックス戦(京セラD)に先発する楽天・藤井聖投手が、ここ2戦好投している相手から今季5勝目を目指す。6月29日の試合は先頭から2者連続ソロ弾を浴びるもその後を抑え、7回5安打2失点で勝利。

7月16日の試合は勝ち負けはつかなかったが、自己最長の8回を投げて6安打無失点にまとめた。通算でも3勝1敗と勝ち越している相手だが、「向こうもそれなり(の対策)でくると思う。慢心とか絶対せずに全身全霊で臨みたい」と隙を見せずに向かうつもりだ。

 8月3日のソフトバンク戦後、1軍登録を抹消。2軍調整期間中に久保裕也1軍投手コーチとキャッチボールをしたとき、多くの気づきがあったという。「ものすごくきれいな投げ方をしていて、『ザ・これだろう』みたいな。去年の良かったときはこういう、ビュッ、みたいな感覚で投げていたなと気づいた」と、球を放す際の力感やしなやかさなどを再確認して修正につなげた。順位が1つ上のオリックスとの直接対決に、「今一番負けられない相手」と気合十分で臨む。

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