◆JERA セ・リーグ 巨人8―1DeNA(22日・東京ドーム)

 バットを握ったまま歩き出した。リチャードが移籍後初の2戦連発でダメを押した。

5―0の7回2死一、二塁。三嶋の外角高め直球を仕留め、飛距離120メートルの3ランを右中間席へ。ソフトバンク時代の21年に記録した自己最多タイ7号だ。8月4発目&直近4戦3発と覚醒気配の夏男は「気持ちです。岡本さんとホームランを打ててよかった」と初のアベック弾を喜んだ。

 全国制覇を目指す後輩を前夜に勇気づけた。23日に母校・沖縄尚学が初めて夏の甲子園決勝に挑む。高卒8年目の今もOBとして応援する気持ちは変わらず「悔いのないよう楽しんで」と語っていた通りの“エール弾”を届けた。

 7番・リチャードに負けじと、5試合ぶりに先発マスクをかぶった8番・甲斐も開幕2戦目以来の3安打と爆発。6回2死満塁では左腕・坂本の149キロ直球を捉えて左中間へ走者一掃の二塁打。移籍1年目の元ホークスコンビが計6打点で大勝を演出した。

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