◆米大リーグ パドレス―ドジャース(22日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が22日(日本時間23日)、敵地・パドレス戦に「1番・DH」で先発出場し、1点を追う9回に迎えた4打席目は、守護神スアレスの直球を捉えると、高々と舞い上がった打球を中堅フェンス付近まで運び、同点弾目前だったが、中飛に倒れた。敵地ファンからは悲鳴が上がったのちに、大歓声に包まれた。
ゲーム差「1」の2位・パドレスとは今季最後の3連戦で、この日は初戦。“注目の一戦”を生で見ようと、左翼奥の球場外にあるホテルの屋上やマンションのバルコニーからも多数の人々が観戦した。先発のダルビッシュ有投手(39)の前に、初回先頭の1打席目は一ゴロに倒れ、1―0の3回1死一塁で迎えた2打席目は、内角カットボールを完璧に捉えると、打球速度115マイル(約185キロ)の高速ライナーとなったが右直。1―2で迎えた6回1死の3打席目は四球を選び、この日は2打数ノーヒット1四球だった。これでシーズン通算対戦成績で9打数2安打となった。
大谷は20日(同21日)の敵地・ロッキーズ戦が、メジャー通算1000試合目で二刀流出場。だが、自己ワーストタイ被安打9の4回5失点で今季初黒星を喫した。4回に右太ももに打球が直撃するアクシデントに見舞われ、出場は続行したが、8回に代打が送られて途中交代。試合後には、「しっかりと明日以降も経過を観察しながらやりたい。きちんとケアをして、通常の状態に早く戻れるように努めたい」と話していた。
前日の同4戦目は、“産休制度”を利用した4月18、19日(同19、20日)の敵地・レンジャーズ戦以来124日ぶりに欠場。