◆米大リーグ パドレス―ドジャース(22日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 パドレス・ダルビッシュ有投手が22日(日本時間23日)、本拠のドジャース戦で3勝目を目指して先発した。首位ドジャースとは1ゲーム差で、勝てば同率首位に立つ。

 初回先頭で大谷翔平と対戦は一ゴロ。2番ベッツを遊ゴロ、3番スミスからは見逃し三振を奪い、3者凡退で立ち上がった。

 2回も危なげなく3者凡退とし、3回は先頭のパヘスを遊飛。だが8番の伏兵フリーランドに真ん中に入ったスライダーを完璧に打たれ、右翼スタンドに放り込まれた。フリーランドにとってはメジャー1号の記念弾だった。

 動揺があったか続く9番ケネディに死球を与え、1死一塁で大谷と2度目の対戦を迎えた。初球の内角へのカットボールをうまく捉えられたが、打球は右翼タティスの正面を突く右直となった。

 4回を再び3者凡退とすると、その裏に1死二塁でマチャドが同点中前適時打。オハーンも右前打で続いて1死一、三塁とチャンスを広げると、ボガーツが中犠飛を放って2―1と逆転に成功した。援護をもらったダルビッシュは5回も3者凡退。5回までソロ本塁打の1安打のみで5三振を奪い、3勝目の権利を得た。

 前回登板は17日(日本時間18日)、敵地・ドジャース戦で先発。

4回で82球を投げ、3安打4失点、5奪三振で降板して、3勝目を逃した。初回に2被弾4失点で4点のリードを許したが、8回に追いついたため4敗目となる黒星は消えた。大谷翔平投手との今季初対決は右前安打と左飛だった。

 右肘炎症で出遅れたダルビッシュは7月7日(同8日)に今季初登板。5登板目だった同30日(同8月1日)の本拠地・メッツ戦では7回2安打無失点の好投を見せ、日米通算では史上最多となる204勝目の今季初勝利をつかんだ。右肘を下げる新フォームに改良したことで制球が安定した。

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