◆米大リーグ パドレス2―1ドジャース(22日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手が22日(日本時間23日)、敵地・パドレス戦に「1番・DH」で先発出場し、3打数無安打1四球だった。打線は相手先発のダルビッシュ有投手(39)に6回までソロ弾による1安打1点に封じられ“完敗”を喫し、宿敵に今月15日以来、7日ぶりに同率首位に並ばれた。

試合後、取材に応じたロバーツ監督は「残念ながら、我々はダルビッシュを攻略できなかった。終盤に何度かチャンスを作ったけれど、決定的な一本を打つことができなかった。ただ今夜は相手が上回っただけです」と脱帽した。

 ゲーム差「1」の2位・パドレスとは今季最後の3連戦で、この日は初戦。“注目の一戦”を生で見ようと、左翼奥の球場外にあるホテルの屋上やマンションのバルコニーからも多数の人々が観戦した。

 大谷は、先発のダルビッシュ有投手(39)の前に、初回先頭の1打席目は一ゴロに倒れ、1―0の3回1死一塁で迎えた2打席目は、内角カットボールを完璧に捉えると、打球速度115マイル(約185キロ)の高速ライナーとなったが右直。1―2で迎えた6回1死の3打席目は四球を選び、この日は2打数ノーヒット1四球だった。これでシーズン通算対戦成績で9打数2安打となった。

 チームは今月15日以来、7日ぶりに同率首位に並ばれた。指揮官は「そういうことを考えている余裕はありません。今は現状に向き合うしかない。順位は並んでいますし、明日勝つことが大事です。

それだけです」と、次戦に切り替えた。

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