◆JERA セ・リーグ 巨人4―1DeNA(23日・東京ドーム)
悲願だった夏の甲子園制覇を成し遂げた後輩たちを、巨人・リチャード内野手(26)は心から祝福した。試合前に、母校・沖縄尚学が日大三を破って日本一に輝いた。
自身も比嘉監督の下でプレーし、多くのことを学んだ。その中でも「礼儀と感謝の気持ち」を大切にするという教えは、今でもしっかりと息づいているという。沖縄勢としては15年ぶりに深紅の大優勝旗をつかみ、日本中を熱く盛り上げた沖尚ナイン。「ここまで来られたこと、支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、次のステージでも沖尚魂で頑張ってください」と、今後の活躍を願いながらエールを送った。
「たくさんの勇気と感動をもらいました」と背中を押され、DeNA戦に臨んだが、3打席連続三振。意気込みが空回りしてしまったのか、出場5戦ぶりの無安打に終わった。それでも直近5試合で3ホーマーと、貴重な“飛び道具”として打線に勢いをもたらしていることに違いはない。4連勝がかかる24日へ向けては、「とにかくやるだけです!」と短い言葉に思いを込めた。次戦こそは沖尚魂をグラウンドで表現し、母校の快挙に花を添えたい。