◆パ・リーグ ロッテ0―2西武(23日・ZOZO)

 先発・今井達也投手が今季2度目の完封で8勝目を手にした。

 初回は2安打を浴びるもわずか7球で無得点に抑えた今井。

初めて三塁に走者を置いた5回にはギアを上げ、2死三塁の藤原への5球目にこの日最速158キロをマークした。「せっかくだったら楽しくないともったいないので。打たれても抑えても、せっかく試合をするんだったら、2時間半から3時間楽しくやらないと人生もったいないなと思っているので。楽しめたらいいなと思って毎試合投げています」と笑顔も光った。8回を99球で終えると、自ら志願し上がった9回のマウンドへでは「自分で行くと言ったので、そこはちゃんと責任を持って最後まで」と3者連続空振り三振を奪い試合を締めた。

 8月は3試合に登板し計24イニングを投げ1失点。好調の要因はチームメートの糸川亮太投手に教わった「シンカー」にある。「糸川にシンカーを教えてもらったので。相手もデータにないでしょうし、カウント取ったり空振り取ったり。糸川のおかげです、8月好調なのは」。この日も多投し「結構、三振を多く取れました。カウントを取るときも、今までにない球速帯なので有効に使えました」と手応えを得た。

自身最少の114球で、自身初のシーズン2完封達成となった。

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